八戸市のリノベーション事例紹介

八工大空き家リノベプロジェクト!第1回 〜Before編〜

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空き家リノベーションプロジェクト アキヤプ始動!

 本八戸駅からほど近い内丸地区のとある空き家で、八戸工業大学の面白いプロジェクトが始まりました。その名も「空き家リノベーションプロジェクト」!通称は「アキヤプ」。所有者から改装の許可を得て賃借している空き家をリノベーションし、大学の「まちなか実験室」として学生が利用したり、学生と地域の交流の場としての利活用を構想しているそうです。はちのへ空き家ずかんでは、こちらのリノベーションが完成するまでの過程を連載形式で追っていきます!
 第1回目は、リノベーション前の物件を紹介したいと思います。

プレオープンで、リノベ前の状態をインスタレーション※1作品へ活用

 先日、八工大生などの作品展示がおこなわれた「つくるはしかみ」展にて、こちらの空き家物件もリノベを行う学生たちにより特別会場として使用され、リノベ前の状態を見ることのできる機会となりました。

※1 インスタレーション・・・展示空間を含めて作品とみなす、現代美術における表現手法の一つ。

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店舗兼住宅の間取りで、エントランスは解放的な空間となっています。

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物件の模型も展示されていました。右側の広い部分が、店舗部分になります。

現状の間取り図はこちらです。
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各室がインスタレーション作品となっていました。それぞれのお部屋を紹介していきます。

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居室1

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居室2

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居室2(作品公開中)

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台所

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勝手口

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中庭部分(出入口)

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中庭部分

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倉庫

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居室3

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居室4

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居室6

 作品が空き家を素敵な空間に演出していました。築50~60年の空き家ということもあり、実際に学生の活動拠点として活用していくには、傷みや設備の古さなどの気になる箇所は見受けられます。どのように生まれ変わっていくのか楽しみですね。

これから、公開リノベーションが始まります!

 展示と同時開催で構想設計ワークショップが行われ、訪れた地域の方から「アキヤプ」の利活用に関する意見が集められました。

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様々なアイデアがありますね。こういった意見も取り入れながら、空き家リノベーションプロジェクトはこれから本格的に取り組みが始まります。

 まずは設備工事が行われ、新しいお手洗いなどができるそうです。住居部分の玄関となっていた場所がトイレになります。

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こちらの部分です。どのように改装されるか、次回をお楽しみに!

 リフォームの様子は、外からでも見られるように公開していくとの事ですので、八戸中心街へお出かけの際は、是非立ち寄ってみてください。

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空き家の襖などを利用し作った看板が目印です!

八戸工業大学ホームページ
https://www.hi-tech.ac.jp/ 

私立大学研究ブランディング事業コンセプトサイト(Arch Project)
https://www.arch-pj.net/  

 

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